菊花賞2024 予想と注目馬分析

混戦の菊花賞、青森の星ハヤテノフクノスケに期待高まる

今年の菊花賞はフルゲート18頭が揃う一戦。
その中心に立つのは、日本ダービー馬のダノンデサイル。
実力と戦績からも注目を集めるが、前哨戦を使わず直接菊花賞に挑む姿勢が、逆に不安材料として浮上している。
大一番に向けた調整の難しさが、3000メートルの長丁場でどう影響するかは読めない部分だ。
さらに、皐月賞をレコード勝ちしたジャスティンミラノが回避したことで、レースの展開は一層読めない混戦ムードとなっている。

ダークホース、アーバンシックとメイショウタバル

アーバンシックはトライアルのセントライト記念で快勝し、菊花賞への資格を得た。
1月の京成杯ではハヤテノフクノスケが接戦を演じるもわずかに敗れた相手だ。
直線での切れ味は評価されるが、3000メートルの長距離適性が問われる菊花賞では、ハヤテノフクノスケにも逆転のチャンスが見込まれる。
また、神戸新聞杯を制したメイショウタバルも注目の一頭。
長距離で持久力を発揮するタイプで、菊花賞の舞台がその能力を最大限に引き出す可能性がある。

地元青森に夢を乗せて、ハヤテノフクノスケの挑戦

注目すべきは、青森県出身の柴田善臣騎手が騎乗するハヤテノフクノスケだ。
父に日本ダービー・菊花賞の2着馬ウインバリアシオンを持ち、菊花賞を狙うにふさわしい血統背景と資質を備える。
2011年に三冠馬オルフェーヴルの影に隠れつつも、その実力は確かなものであった。
その血を引くハヤテノフクノスケもまた、その走りに期待が寄せられている。
デビュー戦以来、勝ちきれないレースが続いたが、夏場には下位クラスのレースを連勝で駆け上がり、菊花賞出走に必要な賞金を確保。
出走枠を勝ち取った背景には、青森県の馬産への応援と地元ファンの熱い声援がある。
牧場代表の村上百合子さんと夫の薫さんは、青森で育ったこの馬が菊花賞の大舞台に挑むことに大きな期待を寄せている。
クラシックレースの未勝利戦で他の有力馬を打ち負かした際、村上さん夫妻は「青森の馬産を盛り上げてほしい」と期待をこめた。

鞍上の意気込みと最年長騎手のピースワンデュック

注目すべきは、武豊騎手が騎乗するアドマイヤテラだ。
長距離に強く、武騎手自身も「乗りやすい」とその手応えを実感している。
経験豊富な武豊騎手の手腕が、アドマイヤテラを菊花賞の舞台でどう導くかも注目ポイントだ。
また、青森出身の最年長騎手、柴田善臣騎手が騎乗するピースワンデュックも成長を感じさせる一頭で、ここまでの3連勝がその実力を証明している。

菊花賞を制するのは誰か

伝統のクラシック三冠最終戦、3000メートルの過酷な長距離戦で、強者とされるダノンデサイルやアーバンシック、メイショウタバルが立ちはだかる。
だが、混戦模様の今、青森の星・ハヤテノフクノスケに青森のファンが夢を託す。
その期待を背負って、ハヤテノフクノスケが大舞台でどのような走りを見せるか。

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